2024年の栃木県内の状況

2024年の全国の交通事故発生件数は290895件、死者数は2663人でした。栃木県内の市区町村別に発生件数を見ると、地域ごとに大きな差があります。ここでは上位20市区町村のランキングを紹介しながら、数字の読み方について整理します。

市区町村別ランキング

順位地域発生件数死者数
1栃木県宇都宮市114211
2栃木県小山市4365
3栃木県栃木市3258
4栃木県佐野市3055
5栃木県足利市2955
6栃木県鹿沼市1881
7栃木県那須塩原市1874
8栃木県大田原市1291
9栃木県日光市1213
10栃木県真岡市1093
11栃木県下野市952
12栃木県壬生町831
13栃木県さくら市822
14栃木県上三川町752
15栃木県矢板市712
16栃木県高根沢町611
17栃木県那須町470
18栃木県芳賀町401
19栃木県野木町350
20栃木県那珂川町260

宇都宮市は1142件で、栃木県内の中では発生件数が最も多くなっています。2位の小山市の436件と比べても差が大きく、県内では突出した位置にあります。この後には栃木市、佐野市、足利市が300件前後で続いています。

件数が多い地域に共通して考えられる要因

宇都宮市をはじめ上位に入っている市は、いずれも栃木県内で人口が多く、都市部としての機能を持つ地域です。人口が多ければ自動車を利用する人の数も増え、道路を通行する車両の量も多くなりやすいという要因が考えられます。また、商業施設や幹線道路が集中している地域では、交差点や生活道路を通行する車両・自転車・歩行者の量が増えることも、発生件数に影響する要因の一つとして考えられます。ただし、これらは一般的に想定される背景であり、この統計だけで断定できるものではありません。

件数の多さをそのまま「危険」と読まない

発生件数のランキングを見ると、件数が多い地域ほど危険であるように感じるかもしれません。しかし、発生件数は人口や自動車保有台数、道路を通行する交通量といった「分母」によって大きく変わります。人口や交通量が多い地域では、件数が増えやすいのは自然なことです。逆に件数が少ない地域でも、人口や交通量が少なければ件数も少なくなりやすく、必ずしも安全性が高いことを意味しません。この記事の数値だけで、特定の市区町村を「危険」あるいは「安全」と判断することはできません。

死者数から見えること

発生件数の順位と死者数の順位は必ずしも一致していません。栃木市は発生件数で3位ですが、死者数は8人と上位の市の中でも多くなっています。件数と死者数は異なる側面を示す数字であり、件数が多いことがそのまま死者数の多さに直結するわけではないことが分かります。

事故に備えるための一般的な観点

交通事故は、運転する側がどれだけ注意していても完全に避けられるとは限りません。日々の安全運転を心がけることに加えて、自動車保険の補償内容を定期的に見直しておくことも、一般的に有効とされる備えの一つです。加入している保険の対物・対人補償や車両保険の範囲を確認し、生活環境や車の使用状況の変化に合わせて見直しておくとよいでしょう。